2020年7月27日

9価HPVワクチン承認の歓迎、積極的接種勧奨の早期再開を

守れる命を守る会
代表 石渡 勇

2013年6月に国から子宮頸がんを予防するHPVVワクチンの積極的接種勧奨の一時的差し控えが出されたまま7年が過ぎ、未だに再開されていません。この間も、接種率は1%以下と低迷。子宮頸がんの罹患率・死亡率が上昇しています。世界が子宮頸がん撲滅に向けて邁進しているなか、誠に残念な状況です。

この度、9価HPVワクチンが承認されました。多くの関係者に厚く感謝申し上げます。接種を受ければ従来の2価・4価のHPVワクチンよりもさらに多くの命を守ることができます。

ここに当会は、守れる命を守るために、以下を求めます。

①HPVワクチンは定期接種であり、接種年齢の女子は無料で接種できることを通知する「積極的接種勧奨」を早急に再開すること
②HPVワクチンの適正な薬価を設定すること
③HPVワクチンの接種の機会を失った対象者へのキャッチアップ接種を公費で実施すること
④男子にも接種を啓発するとともに、公費で実施すること