HPVワクチン普及に取り組む3団体による共同声明
「接種率50%で高止まりの現実――勧奨再開から4年、HPVワクチンの課題と展望」

ちばHPV zeroプロジェクト(甲賀かをり)
みんパピ!みんなで知ろうHPVプロジェクト(稲葉可奈子)
守れる命を守る会(石渡勇)

子宮頸がんはワクチンで予防が可能ながんです。しかし、その予防の機会は自動的に守られるものではありません。HPVワクチンの積極的勧奨が再開してから間もなく4年、世界標準である9価ワクチンが定期接種として導入されてから3年が経とうとしています。それにもかかわらず、接種率は依然として50%前後で高止まりしています。
国際女性デーにあたり、私たちHPVワクチン普及に取り組む3団体は、女性が子宮頸がんから自らの命と健康を守るため、次世代により確かな未来を手渡すために必要な情報と知識を改めて共有します。

1.HPVワクチンは世界での導入から今年で20年を迎える、効果・安全性ともに極めて高いことが証明されたワクチンです。

2. HPVワクチンは小学6年生から接種できます。最新のエビデンスでは、早期に接種すれば1回でも2回以上接種した場合と同等のがん予防効果があることが確認されています。小6になったらまずは1回を速やかに接種しましょう。

3 定期接種として無料で接種できるのは高校1年生の3月末までです。現在高校1年生の方は今月中に接種し、機会を逃さないようにしてください。16歳以上の方は保護者の同意書がなくても接種できます。

4. 1997年4月2日〜2008年4月1日生まれ(17歳〜28歳)で未接種の方に対する方への無料接種(キャッチアップ接種)は今月末(2026年3月)で終了します。安全で効果の高いワクチンを接種してがんから身を守ることは全ての女性の権利です。権利を用いましょう。

5.接種率は50%前後で高止まりしています。ワクチンと両輪の関係にある検診受診率も50%弱で横ばいです。諸外国では男子も定期接種の対象で、かつ9価ワクチンでの接種が一般的です。メディアの皆様につきましては、子宮頸がん予防の現状と課題について、引き続き報道を続けることをお願い申し上げます。

以上