証人尋問に先立つ2018年6月末、村中氏は、関係者への取材を通じて、新たな資料を入手するに至った。信州大学が2016年秋に実施した調査委員会の内部資料である(リンク以下5件)。

丙84 2016年7月28日 予備調査委員会開催状況
丙85 2016年7月29日 予備調査委員会結果報告書
丙86 第1回本調査委員会資料一式
丙87 ヒアリング項目
丙88 第5回本調査委員会資料一式
丙89 2016年7月22日 動物実験計画書について(申請)

村中氏は、池田修一氏に対し、平成28年12月26日付け求釈明書(2) により、平成27年12月28日開催のプログレスミーティングの資料の提出を求めたが、池田修一氏は、直ちにこれを提出しなかった。

村中氏は、平成29年2月14日の第3回口頭弁論期日、平成29年4月11日の第4回口頭弁論期日においても、プログレスミーティングの資料の提出を求めたところ、池田修一氏代理人清水勉弁護士は、提出の予定はないとしてこれを拒絶した。

池田修一氏は、平成29年10月31日、A氏から池田修一氏代理人らが入手したと主張するプログレスミーティングの資料として 甲17(計47枚)を提出した。
ところが、上記の調査委員会の内部資料によれば、調査委員会に提出されたプログレスミーティングの資料は、計19枚のものであり(丙86 の95~113頁。 甲17 の20~38枚目)、裁判所に提出されたプログレスミーティングの資料(計47枚)とは異なることが判明した。

調査委員会に提出されたプログレスミーティングの資料(計19枚)と、裁判所に提出されたプログレスミーティングの資料(計47枚)が異なることについて、池田修一氏から合理的な説明はなされていない。証拠資料改ざんの疑いが生じることになった。

これを受けて、村中氏の代理人は、2018年7月11日、信州大学宛に問い合わせの文書を送ったが、信州大学からは「訴訟中の案件のため、回答は差し控えさせていただきます。」との回答がなされている。
村中氏は、準備書面(10) において、本件訴訟の取り下げを求めるとともに、本件訴えの却下を求めている。