2018年1月9日午前11時からの裁判期日は、久しぶりに公開法廷で行われた。会場となった第527法廷の傍聴席は満席で、入れない傍聴希望者もいたようだ。車いすに座った少女も傍聴していた。公開法廷では、提出書面の確認など形式的な手続が行われ、その後、非公開の進行協議期日においては、証人候補の確認などが行われた。

法廷が始まる前の午前10時15分、東京地裁前では、子宮頸がんワクチンによる「被害」を訴える人たちが集まっていた。「日本国民は 池田修一教授の名誉回復 を願います!」と大書された横断幕を手に、「池田先生が最後の希望」「この裁判はスラップではない」「私たちは弱い立場」などと訴え、池田氏の裁判に対する支援を呼びかけていた。

全国子宮頸がんワクチン被害者連絡会事務局長の池田利恵氏(日野市議会議員)のツイート(丙51)によれば、この集会には、「被害者」とされる車椅子に座った少女のほか、全国子宮頸がんワクチン被害者連絡会の代表である松藤美香氏、元NHK科学部デスクで、HPVワクチン東京訴訟支援ネットワーク代表世話人かつ薬害オンブズパースン会議(丙54の1)のメンバーである隅本邦彦氏(丙53)

曽根文子氏(杉並区議会議員)、伊藤壽子氏(佐倉市議会議員)、大塚恵美子氏(東村山市会議員)、末吉美帆子氏(所沢市議会議員)、小川ひろみ氏(元国立市議会議員・前回の国立市長選で落選)ら、4地裁で提起されている子宮頸がんワクチン国賠訴訟の支援者たちが集結していた。

裁判期日の前日、傍聴を呼びかけていた小川ひろみ氏は、「代理人弁護士に、我らが清水勉弁護士がついている」(丙48)として、薬害訴訟を手がけてきた清水勉弁護士を持ち上げた。裁判後、大塚恵美子氏は、「池田修一先生に激励のメッセージ送ります。」とコメントしており(丙50)、池田修一氏と直接やり取りをしていることを明らかにしている。

公開法廷が終了した後、法廷廊下奥にある待合室で、「集会」が行われていた。

この「集会」では、曽根文子氏、伊藤壽子氏、大塚恵美子氏、末吉美帆子氏、小川ひろみ氏らの議員・元議員もいるなか、松藤美香氏が、日野市議選を控える池田利恵氏への支援を呼びかけて、まるで選挙活動の一環のような様相を呈していた。

また、この「集会」では、池田修一氏代理人の野間啓弁護士が支援者たちに訴訟の状況を自ら説明していたが、野間啓弁護士が進行協議期日に出席するためにその場を離れた後、隅本邦彦氏が、「今のところA先生は原告の側に立ってくれているみたいなので」と発言し、被害を訴える団体による支援のもと、原告池田修一氏とA氏が一体となって本件の訴訟に対応していることを明らかにしている。