厚労省は、2017年1月18日、池田班の研究に関し、評価委員会を開催した。厚労省の研究評価は書面審査で行われるのが通常である。しかし、2017年3月31日の厚労省発表資料 (厚労省HP※1)によると、池田班の研究については、「池田班が国民の皆様の誤解を招くことなく適正に研究を遂行し、適切に研究成果の公表がなされるかどうか、について精査する必要がある」と厚労省は判断したとのことである。その結果、研究代表者である池田氏からヒアリングを行うという異例の評価手続 (厚労省HP※2)が行われた。

この評価委員会において、「例えば1匹で、n=1だとか、発表の仕方というのはいろいろあるのだと思うが、発表の仕方を含めた、研究そのものの進め方を十分考えてやるべきである。」「研究実施に必要な倫理的な手続きが事前に取られているかどうか確認すべき。」「動物実験等の実施に関する基本指針についても十分考慮すること。」といった、厳しい指摘が評価委員からなされている。

評価の結果、厚労省は、池田班に対し、「新興・再興感染症及び予防接種政策推進研究事業」の研究の中で最低の評価を行い、平成29年度の池田班の補助金交付額を平成28年度の450万円から364.5万円に減額することを決定 (厚労省HP※1)した。

このような決定を受けたにもかかわらず、研究代表者である池田氏は、研究代表者としての自身の責任を公に説明しておらず、説明責任を放棄したままである。


・厚労省HP※1:「平成29年度「子宮頸がんワクチン接種後に生じた症状に関する治療法の確立と情報提供についての研究」について」
・厚労省HP※2:厚労省HP※1 内のリンク「平成28年度 新興・再興感染症及び予防接種政策推進研究事業 中間・事後評価委員会議事要旨(池田班に関するものに限る。)PDF」より