信州大本調査委員の結果発表から間もない2016年11月24日、今度は、厚生労働省から、池田修一氏の発表内容に関する見解が発表された。

厚生労働省は調査委発表の結果を受け
・マウス実験は、各ワクチン1匹のマウスを用いた予備的なものであった
・予備的な実験であったため、結果の公表に際しては特段の配慮がなされるべきであった
・池田氏が発表で用いたスライドには、マウス実験結果を断定的に表現した記述や、自己抗体の沈着、といった不適切な表現が含まれていた
・前述より、マウス実験の結果が科学的に証明されたような情報として社会に広まってしまったことは否定できない
・池田氏に対し、混乱を招いたことについて猛省を求める

(以上、厚労省ウェブサイトより抜粋)


とした上で、

  「厚生労働科学研究費補助金という国の研究費を用いて科学的観点から安全・安心な国民生活を実現するために、池田班へ研究費を補助しましたが、池田氏の不適切な発表により、国民に対して誤解を招く事態となったことについての池田氏の社会的責任は大きく、大変遺憾に思っております」

として、池田修一氏を強く非難する異例の見解を発表した。

さらには、

「厚生労働省は、この度の池田班の研究結果では、HPVワクチン接種後に生じた症状がHPVワクチンによって生じたかどうかについては何も証明されていない、と考えております」

と、池田の発表内容を厚労省も認めないことについて念を押している。

厚労省の見解のポイントは―

  1. 池田班は国民の税金で研究をしていた
  2. 池田氏は、出資者である国民に誤解を招く発表をした
  3. 池田氏は、子宮頸がんワクチン接種と、副反応とされる症状との間の因果関係は、何も証明されていないのに、証明されたかのような誤った発表を行った
  4. 以上の行為に対し、大変遺憾に思う

  税金を受け取って多くの国民の命と健康にかかわる研究を行っていた池田氏が、国民に大きな誤解を招く発表を行ったことに対する、厚労省の怒りが見て取れる。

  池田氏がこのような誤った発表をした目的は何だったのか。なぜ発表の訂正も謝罪も行わないのか。

  池田氏の説明はなく、池田氏は沈黙したままである。