2016年11月15日、池田氏のマウス実験に関する信州大の本調査委員会による調査結果が発表された。

  発表の記者会見には、本調査委の前田委員長のほか、信州大の中村副学長、徳井副学長が出席したが、当の池田氏の姿はなかった。

  調査委は、信州大学と厚労省の科学不正防止規定に照らし合わせた場合の不正行為(ねつ造、改ざん、盗用、不適切なオーサーシップ、二重投稿)は認められないとしながらも、ワクチンを接種していないマウスの脳切片を示して「沈着した」と言ったことや、各1匹のマウスしか用いていなかったことなどを事実としてほぼ全て認定した。

  大学は、実験が予備的なものであることを知りながら断定的な発表を行い、世間に大いなる誤解を与えた事実に関する責任は重いとして池田氏に猛省を促し、再現実験と発表の修正を求めた。表向きはシロと言いながら事実上はクロと認定された。
  池田氏は信州大学職員就業規則46条に基づき、学長から厳重注意を受けたことも発表された。

  しかし、読売新聞11月16日朝刊によれば、池田氏は弁護士を通じ「捏造も不正もなかったことを実証していただき、たいへん 安堵(あんど) した」などのコメントを発表したが、反省や謝罪の言葉はなかったという。

  その後、村中氏も池田氏に対し、12月26日付で、再現実験と発表の修正がいつどのように行われるのか明らかにするよう文書で求めているが、回答はない。

  訴訟では、記者会見で配布された資料が証拠として提出されている。