原告池田修一氏は、平成28年8月17日付けで東京地方裁判所に訴状を提出した。しかし、被告村中璃子氏(筆名)の本名の記載が誤っており、住所も気付で株式会社ウェッジの住所が記載されているだけだった。ウェッジが訴状を受領する法的権限もないため、原告池田修一氏は訴状を送達できず、訴状は裁判所に返送されることになった。

  民事訴訟法においては、訴状に被告の正しい氏名と住所を記すことは弁護士の常識で、訴状を送達する責任は原告にある。原告は、よほど提訴を急いでいたのか、住所と氏名をきちんと訴状に記載することもせずに、提訴に踏み切ったのだ。

  村中氏の代理人である藤本弁護士が、訴状の氏名を「村中璃子」に訂正するよう求めたところ、10月19日、池田氏の代理人から訴状訂正申立書が提出され、訴状の氏名が「村中璃子」に訂正されて、ようやく訴状が送達されることになった。

  ジャーナリストを名乗る田中稔氏は、10月11日「村中氏は本名と住所を明らかにせず、訴状送達の受け取りを拒否。本日の弁論で原告側が厳しく指摘した」とツイート。10月17日に藤本弁護士より書面を送りたいので住所を教えてほしいと田中氏に電話をしたが、開示をしなかったため、「訴状受け取りを拒否したとする具体的根拠を明らかにするよう求めます」という文書をメールにて送付している。田中氏は回答しなかった。